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ヒトパピローマウイルス

■日本語では、ヒト乳頭腫ウイルスと訳されています。
ウイルス自体は、皮膚にできるイボの原因になるありふれたウイルスですが、STD(性感染症)として性器への感染が増加しています。現在、HPVは遺伝子の型で分類され、その種類は約100種類もあります。HPVのどの型が感染するかによって、できるイボの見た目も性質も違ってきます。HPVはガンの発生に関係するとされる高リスク(悪性)型と、関係しないとされる低リスク(良性)型に分類されます。

■子宮頸癌の原因
子宮頸癌の一部を取ってきて調べると、ほとんどの場合、ヒトパピローマウイルスというウイルスが見つかります。現在では、このウイルスが子宮頸癌の原因のひとつであることがわかっています。

■若者に多い
子宮頸癌の検診で異常がなかった人を対象とした検査では、だいたい1割くらいの人にヒトパピローマウイルスの感染がみつかるが、20才台の人だけに限ってみるとそのうちの約2割に感染がみつかります。

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症状

特に目立った症状はありません。感染してもほとんどの人が気付かないまま自己免疫力によって自然に排除してしまいます。
しかし、10人に1人は自然に排除できず感染が長期化(持続感染)します。

■潜伏期間
潜伏期間はよく分かっていないようです。数年潜伏していることもあるそうです。

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感染経緯

接触感染で感染する。また皮膚や粘膜に感染し、体内に感染しないため免疫に記憶されず、一度感染し治癒しても何度も感染する。

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治療方法

持続感染した場合、子宮頚部の細胞に異常な変化がおきる場合があります。この細胞の変化を “異形成” といいます。異形成はがんではありません。
異形成になっても多くはヒトパピローマウイルスが自然に排除され、それに伴って治ります。
しかし、一部の人ではヒトパピローマウイルスが排除できず“ 異形成”の程度が軽度異形成から中等度・高度異形成と長い時間をかけて進行します。
高度異形成を治療せずに放置した場合、子宮頸がんまで進行することがあります。結果が陽性(+)の場合は、医療機関での受診をお勧めします。

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検査方法

ヒトパピローマウイルス検査は、高リスク型のHPVを検出する検査で、尖形コンジローマの原因になる低リスク型HPVの検査ではありません。
よって、この検査は子宮頸ガン早期発見の為のスクリーニング(ふるいわけ)検査という位置付けとなります。
女性のみを対象としており、膣内の分泌液から高リスク型HPVの遺伝子(DNA)を検出します。
検査結果が陽性(高リスク型HPVの遺伝子が検出された)の場合は子宮頸ガンが発生する可能性があるので、医療機関で子宮頸部の細胞診を受けて経過観察することが望ましいとされています。
細胞診は子宮頸がんの発生しやすい場所の子宮粘膜を綿棒などでこすりとり、顕微鏡でガン細胞がないかどうかを調べる検査です。
産婦人科で受けることが出来、痛みもなくすぐに終わる検査です。
男性は性器などに症状箇所がないと検査できないのが実状です。
現在の所、男性の精液内のHPVを検出する検査は医療機関でも実施されていないようです。

■治療薬
HPV感染後の治療法や薬はないようです。ただし異形成の治療法はあります

予防方法

性感染症の予防にはコンドームが有効とされていますが、男女ともヒトパピローマウイルスに感染した場合、性器の内部及び外陰部にウイルスが存在しているので、コンドームが必ずしも有効とは限りません。
リスク型HPVは、主に男性の精液中や陰茎部分、女性の子宮頸部や膣に存在すると考えられるのでコンドームによる予防はある程度有効ですが確実ではないと考えてください。また、HPV感染予防のワクチンは、現在臨床試験段階とのことです。

■コンドームは?
コンドームを付けるとある程度の感染はおさえられる。

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